恵まれた気候を活かした農産物や水産物は、まさに土佐の顔といえる特産品。文旦や小夏、柚子などの柑橘類、鰹のタタキに鰹節。芋を揚げた素朴なお菓子、芋けんぴ。四万十の河口でとれる青のり。端麗辛口な地酒の数々。高知らしい素材感がいっぱいのおいしさは、加工食品になっても変わりません。室戸沖で採取される海洋深層水も、食品から化粧品までさまざまに展開される人気アイテムです。












そして、伝統的な手仕事の品々も、やっぱり土佐らしい顔をしています。千年の歴史をもつ土佐和紙、頑丈な土佐打ち刃物、珊瑚のアクセサリー、土佐硯に木工芸品など、その土地の歴史と結びついた伝統を今に伝えてくれます。同時にまた、モダンなデザインの新しい製品も生まれており、選ぶ楽しさが幅広くなりました。

おみやげ選びに迷ったら、ぜひ、お店の人と話をしてみてください。生産者が直売している市での会話は、作る喜びや苦労がじかに伝わってくるし、作家が実演していれば、オリジナルを頼むこともできることでしょう。