天平13年(741年)建立。後に弘法大師が真言宗の寺として中興しました。歴代天皇や、長宗我部氏や土佐藩主、山内家からの信仰も厚かったと言います。本尊の「千手観音」をまつった金堂は、永禄元年(1558年)に長宗我部国親・元親親子が再建したもので、明治37年、国の重要文化財に指定されています。
。数多くの史跡が残っていることから、大正11年には、境内地全体が国の文化財指定を受けています。庭園の落ち着いた情景、点在する句碑や歌碑もまた、この寺の魅力です。 この辺りは、『土佐日記』の作者として有名な紀貫之が、国司として4年間滞在した国府の地であり、近くには、屋敷跡もあります。参拝後、足を伸ばしてみるのもいいかもしれません。