土佐市の中心部を抜け、潮干狩りで賑わう海辺を眼下に見ながら宇佐大橋を渡り、石仏が並ぶ参道の先に青龍寺があります。弘法大師が唐の地から、寺院建立の地に留まることを託して投げた金色の独鈷が、この地の松の枝にかかっていたことから、「独鈷山 青龍寺」が建立されました。本堂までつづく長い石段は、横綱・朝青龍が高校時代に鍛錬の場としたこと有名です。自らの礎を築いたこの寺の名前からしこ名をつけました。石段の途中には、美しい朱色の三重塔が目に飛び込んできます。
ご本尊は、「波切不動明王」。海上の嵐と世間の荒波を静める不動明王として崇められています。同じく本堂に安置されている「愛染明王」は家庭円満、縁結びの神様です。