

移住は難しいけど、もっと高知に浸りたいという方には、気ままな短期ステイをお勧めします。 友人の家で 2、3日遊んだり、農家民宿で数日過ごした人の多くが、高知のファンになります。それは、観光旅行では高知の魅力に触れ難いという証でもあり、高知の魅力は暮らしの中にあるということです。
短期ステイの魅力は、高知の暮らしに浸れるということ。それでも、高知は初めてなので、一度、観光してみたいという方には、空港に近い野市の大日寺から土佐市の青龍寺辺りまでの遍路体験をお勧めします。もちろん遍路は、観光ではありません。しかし、一般的な観光とは異なり、高知の暮らし、人に触れる機会も多く、必ず高知を好きになって頂けるはずです。
高知を好きになった人の多くは、高知で友人を作り、気まぐれに訪れ、短期ステイを満喫しています。高知で友人を作るのは、それほど難しくありません。一晩一緒にお酒を飲むだけで第一段階は通過です。飲めない人も、同席するだけで大丈夫です。無理にはすすめません。

高知で友人を作るきっかけは様々です。釣りや、ゴルフ、カヌー、サーフィンなどのスポーツ系、援農や間伐ボランティアなどの一次産業系、四国霊場巡りやバイクツーリングなどの旅系。仕事で高知を訪れ、多くの友人を作る人もいます。友人の次は、拠点の確保です。釣りやゴルフなどで年間に何度も訪れるのであればマンションや別荘。一年に一度の贅沢ならリゾートホテル。気ままにリーズナブルにというのであればマンスリー契約のアパート。気分次第という点が、短期ステイのいいところです。多くの日本人は、観光旅行には熱心ですが、一定期間ぼんやり過ごすということに慣れていません。
リゾートホテルに泊まっても、必死にオプショナルツアーを予約したり、レンタカーで走り回り記念写真の撮影場所を探し、グルメガイドを片手に街を徘徊します。それでは、普段の生活より忙しいのではないでしょうか。

高知の短期ステイでは、何も予定を作らないことをお勧めします。何も決めず、ただぼんやり過ごす快適を楽しんで頂きたいと思います。おそらく、最初の1日目は、退屈が苦痛です。しかし、2日目には快感に変わるはずです。3日目には、本当にやりたいことを実行してみてください。それが、数倍楽しく感じられるはずです。そして、高知は基本的にぼんやり過ごすのに最適な場所ということを理解されるはずです。 時々、気が向いた時に、短期ステイ。これ以上、贅沢な時間の使い方はないと思います。